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前歯が出てきた・大きい・
出っ歯になってきた
(上顎前突)

子供の出っ歯(上顎前突)って
どういう状態?

子供の出っ歯(上顎前突)ってどういう状態?出っ歯、または上顎前突は、上の前歯が通常よりも前方に位置し、下の前歯と適切に噛み合わない状態です。このため、前歯間に隙間が生じます。
出っ歯は外見上の問題だけでなく、歯が突出していることで事故時のリスクが増え、虫歯や歯周病、呼吸器系の疾患にも影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

子供の出っ歯が分かるのは
何歳から?

3歳児検診や学校の歯科検診で、子供の歯並びの問題や出っ歯の初期症状が指摘されることがよくあります。特に、前歯が生え変わる7~8歳頃には出っ歯が顕著になることがあります。
永久歯が完全に生える前、または顎の成長が最も活発な小学校2〜3年生の間に、矯正歯科医の診断を受けることが推奨されます。

前歯がでてきたかも…
お子さんにこのような症状は
ありませんか?

前歯がでてきたかも…お子さんにこのような症状はありませんか?
  • 前歯が出てきた気がする
  • 前歯が出てきて口が閉じづらい
  • 前歯が大きく目立っている
  • 下の前歯が上の前歯の裏に触れていない
  • 上下の前歯が噛み合わず、隙間がある

など

上の前歯が下の前歯に比べて、顕著に前方に位置する状態は「出っ歯」と呼ばれ、専門的には「上顎前突」と称されます。
この状態は外見上の影響だけでなく、多くの機能的な問題を引き起こす恐れがあります。

 

前歯が大きいと
出っ歯になりやすい?

前歯のサイズが大きいことが出っ歯の原因になることはありますが、これは必ずしも絶対ではありません。大きな前歯を持っていても、顎の骨格に十分なスペースがあれば、歯並びは自然に整うことがあります。
永久歯が生え始める時期に前歯間に隙間がある場合、出っ歯になるリスクは低いですが、その隙間は他の歯が生えるにつれて自然と埋まることが一般的です。
しかし、前歯が重なっている子供は、歯並びが悪化し出っ歯になる可能性が高いため、小児矯正の相談が推奨されます。
さらに、前歯が大きい場合、特に永久歯が生える際には、前歯に隙間があれば出っ歯になる可能性は低く、隙間がない場合は出っ歯になりやすいです。

子供が出っ歯(上顎前突)になる
原因

子供が出っ歯(上顎前突)になる原因子供の出っ歯(上顎前突)にはさまざまな原因がありますが、主に先天的な「遺伝」や後天的な「癖や習慣」が影響を与えることが多いです。このため、出っ歯の予防や治療にはこれらの要因を考慮することが重要です。

遺伝

  • 骨格による上顎の前方突出
  • 顎の位置の顕著なずれ

遺伝が原因で、多くの子供たちが出っ歯になることがあります。両親や祖父母に骨格性の上顎前突が見られる場合、その特徴が子供にも遺伝する可能性が高いです。このため、家族歴を考慮に入れた上で、子供の歯並びに注意を払うことが重要です。

子供の生活習慣・癖

  • 歯槽性上顎前突
  • 前歯の前方・内側への傾斜
  • 口呼吸の習慣
  • 悪癖(指しゃぶり、舌癖)

「歯槽性上顎前突」とは、継続的な圧力により、前歯が前方に傾く状態です。これは、指しゃぶりやおしゃぶりの習慣、舌で前歯を押す癖などが原因で起こります。
成長期の子供が口呼吸をすると、口周りの筋肉が十分に発達せず、前歯が前方に突出することがあります。また、「舌癖」、つまり前歯を内側から押す癖も、出っ歯や他の歯並びの問題を引き起こす要因となります。

子供の出っ歯を放置すると
どんな影響が?

出っ歯による不適切な噛み合わせは、様々な問題を引き起こす可能性があります。

口呼吸になりやすくなる

前方に突出した前歯は唇を閉じにくくさせ、結果として口呼吸が週刊化しやすくなります。口呼吸が習慣になると、口内が乾燥し唾液の量が減少するため、細菌の増殖を助け、虫歯や歯周病、さらには口臭のリスクを高めることになります。

虫歯・歯周病のリスクが
高くなる

出っ歯は上の前歯が突出し、適切な噛み合わせができないため、口が閉じにくくなり、口内乾燥や菌の繁殖を招きます。それにより、虫歯や歯周病のリスクを高めます。
また、奥歯の歯並びも乱れがちで、清掃が困難になることから、歯垢や歯石が蓄積しやすくなります。

奥歯の負担が大きい

出っ歯では前歯がうまく機能せず、噛む力が奥歯に偏ります。これにより奥歯への負担が増大し、歯の損傷や喪失のリスクが高まります。

風邪を引きやすくなる

出っ歯が原因で口呼吸が習慣化すると、風邪や感染症のリスクが増加します。これは、埃や菌、ウイルスが直接体内に入り込むためです。

ケガのリスクが高くなる

出っ歯は、転倒や事故時に前歯が損傷しやすく、前歯を失うリスクも高まります。

滑舌が悪くなる

出っ歯は舌の位置と動きを変え、特に「サ」「タ」「ラ行」の発音を困難にし、言葉が不明瞭になることがあります。これによりコミュニケーションが難しくなり、自信を失うこともあります。

顎関節症のリスクが高くなる

不適切な前歯の噛み合わせにより奥歯への過剰な負担を引き起こします。その結果、顎関節症のリスクを高める恐れがあります。

前歯が出てきた、大きい、
出っ歯になってきた子供の治し方

歯医者で行う出っ歯の
治し方・矯正方法

出っ歯になった歯並びは自分で元に戻すことは不可能です。指で押すなどの行為は避け、歯科医院へ相談しましょう。

拡大装置(床矯正)

床矯正は、プラスチック製の装置を使って上下顎を広げ、歯並びと噛み合わせを改善する治療法です。急速拡大装置は短期間で、緩徐拡大装置は長い時間をかけて顎を広げます。この治療は特に6歳~11歳の間に有効で、永久歯のためのスペースを作り出します。

 

インビザラインファースト

従来の小児矯正では、顎を広げる床矯正が主流でしたが、近年ではインビザラインファーストのようなマウスピース矯正が人気を集めています。
この透明なマウスピースは目立たず、定期的な交換で歯並びを整え、食事や歯磨き時には外せるため、口内を傷つけず虫歯リスクも低減します。6歳~10歳が治療対象年齢で、治療期間は約1年半~2年間です。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正金属ワイヤーとブラケットを用いる矯正治療は、長い歴史と実績があり、出っ歯を含む多くの歯並びの問題に対応可能です。この治療は主に、12歳頃から始めるⅡ期治療で利用されます

おうちでできる出っ歯の
治し方

自然に治ることはありません

5~6歳を超えて出っ歯が見られる場合、成長する顎によって症状がさらに悪化するリスクがあるため、早期の治療が望ましいです。

原因となる癖の改善

出っ歯を防ぐためには、顎の健康な発育を支えるために正しい筋肉の使い方を心がけ、食事時にはしっかりと噛むことが重要です。
3歳からは固いフルーツ、4歳からは根菜類をおやつに取り入れて噛む力を養いましょう。これにより唾液の分泌が促され、虫歯予防と口腔内環境の改善にもつながります。