- 子供の矯正装置
インビザラインファースト
(インビザラインティーン)とは - インビザラインファースト
(インビザラインティーン)の効果とメリット - インビザラインファースト
(インビザラインティーン)のデメリット - インビザラインファースト
(インビザラインティーン)の治療の流れ - インビザラインファースト
(インビザラインティーン)の
使い方と注意点 - インビザラインファースト
(インビザラインティーン)治療の値段
子供の矯正装置
インビザラインファースト
(インビザラインティーン)とは
子供の歯の生え変わり期、いわゆる混合歯列期に最適なマウスピース矯正は、透明性と目立たない特性を持つオーダーメイドのマウスピースを駆使します。このマウスピースは、1~2週間ごとに次のものに交換することで、徐々に歯並びを理想的な状態へと導きます。
食事や歯磨きの時間を除き、日常生活の間で長時間装着することで、歯と顎の健全な発育を促します。このように、インビザラインファーストは、顎の成長を利用してスペースを作り出し、歯を一つ一つ丁寧に動かすことで、効率的かつ美しい歯並びを実現する革新的な治療法です。子供達の自信を育み、健康的な口腔環境を支える重要な役割を担っています。
⭐︎第2大臼歯(12歳臼歯)が生え揃う、概ね12歳〜16歳以上くらいの方は二期矯正としてインビザラインティーン(インビザライン)での矯正治療を行うことができます。治療開始の時期は患者様それぞれの口腔内状況および成長段階に応じますので、当院までご相談下さい。
何歳から?
インビザラインファーストの
適応の条件
インビザラインファーストは6~12歳の子供が対象で、顎の成長期に合わせて歯並びの基盤を整えます。なお、この対象年齢はあくまでも目安として捉えてください。治療適用は個々の口腔状況により決定され、以下の条件が必要になります。
- 第一大臼歯が生えていること。
- 2本の前歯(切歯)が少なくても、2/3以上生えていること。
- 3/4顎に乳歯がある。もしくは未萌出の永久歯が2本以上あること。
⭐︎インビザラインティーン(インビザライン)は乳歯がすべて抜けている方であれば治療が可能です。
インビザラインティーンの特徴としては永久歯が完全に生え揃っていない(萌出中の歯がある)場合でも矯正ができることにあります。インビザラインでは永久歯が生え揃っている(永久歯列が完成している)場合に成人と同様に矯正治療を受けることが出来ます。
インビザラインファーストで
治療できないケース
インビザラインファーストは、以下の状況では治療が困難な場合があります。
- 重度の歯並びの乱れがある
- 先天性欠損(生まれつき歯が少ない)。
- 顎の成長に異常がある
インビザラインファースト
(インビザラインティーン)の
効果とメリット
子供の歯列の成長を
正しくサポート
不正咬合の一因は、永久歯のためのスペース不足です。インビザラインファーストは、顎の成長を促しながら歯列を拡大し、歯を適切な位置に導くことで、この問題に対処します。
抜歯せず矯正ができる
歯並びの問題は、骨の大きさと歯のサイズが不一致の際に生じます。子供の成長期では、顎の骨を拡大して永久歯のためのスペースを作ることで、抜歯せずに整った歯並びを実現できる可能性があります。インビザラインファーストは子供の顎を広げ、将来の矯正治療を容易にさせます。場合によっては子供の時点で矯正を終わらせられることもあります。
あごのバランスを整え、
きれいな横顔に
矯正治療は歯のデコボコを整えるだけでなく、顎のバランスを改善することも重要です。大人になると顎のサイズは変えられないため、噛み合わせの調整のみが行われますが、これでは横顔のバランスを整えることはできません。また、外科手術を伴う治療は身体への負担が大きいです。
一方で、子供の成長期に行うインビザライン・ファーストは、顎の成長を調整し、よりバランスの取れた顎の発育を促すことができます。
取り外し可能でケアが簡単
マウスピース矯正は取り外しが可能なため、食事や歯磨き時には通常通りの口内ケアができます。また、定期的に新しいものに交換するため衛生的です。
マウスピースが透明で、
見た目が気にならない
透明色のマウスピースを装着する治療法ですので、お子様にとっても矯正を受け入れやすくなります。
やわらかい素材で
違和感が少ない
薄くて滑らかな素材で作られているため、装着時の違和感が少なく、授業やスポーツ中のストレスも最小限です。また、事故時の怪我のリスクも低いです。
インビザラインファースト
(インビザラインティーン)の
デメリット
装着時間が長い
インビザラインファーストは、1日20時間以上の装着が必要です。食事や歯磨き以外はマウスピースをつけることが求められますが、お子様が違和感を感じることもあります。治療の成功は、お子様の協力とご家族の支援に大きく依存します。
対応できないケースもある
インビザラインファーストが適用される条件に合致しない場合は、従来の矯正治療が必要になります。
抜歯が必要になる
可能性がある
予想されていなかった歯の動きにより、抜歯が必要になるケースもあります。マウスピースの装着時間を守らないと抜歯のリスクが増えるため、定期的な通院を通して、歯の動きをこまめにチェックしましょう。
治療期間が延びる
可能性がある
子供の成長に合わせた歯の動きは予測が難しく、時には矯正装置の調整が必要になることもあります。治療の成功は、1日20時間のマウスピース装着を徹底することに左右されます。これを怠ると顎の成長や歯並びのコントロールが不十分になり、計画通りに進まない恐れがあります。
インビザラインファースト
(インビザラインティーン)の
治療の流れ
1診察(カウンセリング)
初診ではご希望などを丁寧に伺い、歯並びを含む口内の健康状態を検査します。疑問点がありましたら、遠慮なくご質問ください。
治療内容、期間、費用の説明も行いますが、虫歯や歯周病がある場合は、それらの治療を優先します。
2検査
患者がインビザライン矯正に適しているかを判断するために、レントゲン、CT、口腔内写真の撮影、噛み合わせのチェックを行います。適応となればiTeroスキャナーで歯型を取ります。
お子さまに負担のない歯型取り「iTero」が可能です
当院は3Dスキャナー「iTero」を使用し、印象材を用いずに短時間に精密な歯型を採取します。お口を開けるだけで、2~3分のうちに型取りが終了します。
3診断・説明
クリンチェックソフトを用いて、お子様の歯並びの変化と治療後の予想される状態を3D画像でシミュレーションし、治療計画を詳細に説明します。
4マウスピース作成
お口の状態などに基づき、歯科医が修正を施したデータをアライン・テクノロジー社に送り、マウスピースを作製します。完成品は約2週間で当院に届きます。
5治療開始
インビザライン治療が始まります。着脱方法と使用上の注意を院内で指導後、マウスピースをお渡しします。通常、1〜2週間ごとに新しいステップのマウスピースに交換します。不明点があればいつでもお問い合わせください。
一週間ごとの交換が必要
インビザラインファーストは、永久歯のためのスペースを確保することが主な目的で、歯を動かすプロセスは標準のインビザラインと同じです。マウスピースは通常、1〜2週間ごとに次のセットに交換されます。
6定期検査
インビザライン治療中は、1~3ヶ月ごとに歯並びのチェックのために来院していただきます。その時に新しいマウスピースを受け取ってください。
7後戻りしないよう保定
治療後の歯並びを固定し、後戻りを防ぐために保定装置を使用します。この保定期間は、治療期間と同じくらいの日数が必要です。
インビザラインファースト
(インビザラインティーン)の
使い方と注意点
マウスピース(アライナー)の装着について
インビザラインファーストのマウスピースは、1日20時間以上の着用が必要で、食事や歯磨き以外は常に装着することが求められます。お子様でも簡単に付け外しができ、歯の生え変わり期間中は特にフィット感の調整が重要です。歯の本数が少ない、出っ歯、または噛み合わせが深い場合には、外れやすくなることがありますが、適切な調整により、安定した装着を行ます。
マウスピース(アライナー)の交換頻度
インビザラインファースト治療では、マウスピースの定期的な交換と適切な装着時間が重要です。指示を守らずにマウスピースを使用すると歯の移動が遅れ、治療期間が延長する可能性があります。マウスピースは1〜2週間ごとに交換が必要で、お子様や保護者の方の協力が治療成功の鍵となります。
インビザラインファーストの治療期間
インビザラインファーストの治療は最長18ヶ月で、完了後はリテーナーを使用して歯並びを保ちます。永久歯が完全に生え揃った後には、2期治療が必要か否かを評価します。
インビザラインファーストは顎の成長を考慮しながら行うため、1期治療で完了できる可能性もありますが、治療期間は顎の成長速度やマウスピースの使用状況などによって変動します。
給食はどうする?
学校生活での取り扱い方
インビザラインファーストは子供用の透明マウスピース矯正で、1日20時間の装着が必要です。学校での取り扱いに不安がある方も多いかと思いますが、透明で目立たないため、近年需要が高まりつつある治療法です。
給食の時の注意点
インビザラインのマウスピースは食事時に外し、専用ケースに保管します。食後に歯磨きした後は、マウスピースも洗って再装着してください。
水分をとる時の注意点
水を飲む際には装着したままでも大丈夫ですが、糖分や着色成分が含まれる飲料は、外してから飲む必要があります。そのため、学校など頻繁な取り外しが難しい環境にいる場合は、そういった飲み物を避けた方が良いでしょう。
体育の授業や部活動時の注意点
安全性が高いマウスピースのため、スポーツや体育の授業中にも装着可能です。コンタクトスポーツ(アメフトなど選手同士の接触が多い競技)をする際は、通常のマウスピースの上からスポーツ専用のものを重ねて使用すると良いでしょう。
音楽の授業の注意点
ワイヤー矯正では楽器演奏時に不便が生じることがありますが、インビザラインファーストの薄いマウスピースなら演奏に影響せず、装着したままで演奏可能です。
インビザラインファースト
(インビザラインティーン)
治療の値段
内容 | 値段 |
---|---|
精密検査・診断料 | 33,000円 |
管理料(月1回) | 1,650円 |
値段 | 治療期間 | |
インビザライン ファースト |
495,000円 | 2年程度 |
インビザライン ティーン (インビザライン) |
847,000円 | 2~3年程度 |
※税込み価格です
※インビザラインティーン(インビザライン)を2期矯正から開始される場合の費用です。 1期治療からの続きで2期治療へと移行される方はそれぞれに応じた一部差額費用となります。